シン・ゴジラ

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今回はシン・ゴジラのレビューをしたい、と言うかめっちゃ語りたい。
一言で言えば、日本がこの映画を作ったことが奇跡で誇りだなって思うくらいにはやばかった!!

とりあえず魅力を絞ってみるとこんな感じ
・美術的演出のすごさ。怪獣の暴れっぷりと、その破壊がすごい
・公務員が民主主義的に動いて、みんな必死に民衆を動かしていた。
・シナリオの作り方が独特で非常に秀逸
と言った感じだろう


 とりあえず、だらだらと語っていきたいので、あまり綺麗には整頓しないがそのつもりで読んでいただきたい。
 この映画のシナリオに関してだが、これが一番語りたいところだと思う。
 この映画のコンセプトは多分、怪獣という国歌の危機に瀕するレベルのバケモノが現れた時の人間の対応と抵抗がテーマであると思う。つまり、良くある怪獣や特撮映画などのバトルに焦点をおいているわけではない。

 シナリオで最も重視しているのは、政府の決定である。だが、政府の決定を末端にまで反映するためには幾つもの承認が必要で、そこに強いもどかしさを感じるだろう。だが、それが民主主義的なリアリティがあって、日本人なら分かるであろうポリティカルな部分が見れるのだ。
 様々な思案がなされ、末端の人間が必死に考え、そして動いていく。その迅速な対応は、民主主義の悪い部分を感じさせないくらいにはパパっと動いていて、「ああ、日本の自衛隊や公務員はすげえんだなぁ」ってしみじみ思わされる仕様だった。それに、戦車やヘリ、護衛艦などの協力もあるので、この作品にかけるパワーは計り知れない。
 民間企業も多く、舞台背景に反映されており、日本の底力を強くアピールする役目にもなっていた。ゴジラを倒すための武器を作るために、民間企業に隠匿すべき情報を全て公開して、日本全体でゴジラを倒すというすごい連帯感。ほんとやばい!!

 さて、この話は様々な情報が飛び交うわけで、専門用語のオンパレードである。法律や政治的なこと、軍事的なことやゴジラを解明するための様々な学問的な要素。そういうのは一部のオタクが解明して愉しめばいいところなのだ。
 しかし、自分がなにを言いたいかというと、それをもってしてもこの映画は分かりやすかったといいたい。
 カットアップというか、この映画は主に会議によっていろいろなことが決められて話が進むのだけれど、その会議の要点だけを描写しているのだ。つまり、「あれあれがあれあれだからこうなった」と流れを説明するのではなく「こうなった」と要点しか説明しない。けれど、必要な部分だけの説明なので、視聴者は無駄なことを考えずにすっきりみれるのだ。そのムダのない洗礼されたシナリオはすさまじいの一言だろう。
 そういう描写はほかの部分でもよく使われている。ゴジラを倒すために公務員が頑張っているところや、はたまたゴジラがめっちゃ暴れまわっているところまで。まあ、ゴジラの描写はけっこうじっくり、映像美が半端無かったけど。
 確かに、専門用語やオタク的な要素は多いかもしれない。けれど、先程も言ったとおり、それはオタクにまかせておけば良いのだ。なんの知識もない我々が楽しむのは、きちんと説明されている要点だけである。何が言いたいかというと、いろいろ説明をしている時に、絶対に要点を教えてくれるのだ。その要点さえ掴んでおれば、この映画の雰囲気を思う存分味わえるという、繊細な作りになっている。
 内容についてはおおまかに説明すれば簡単なものだろう。しかし、随所に見られる細かい設定や民主主義的な国家としての日本を楽しむという点では、あまりにも奥が深くて、そして日本でしか作れない映画といえる。これを、日本で作ったということが誇りで、有無をいわさず日本映画界においても傑作といえるのではないだろうか。

 映像美に関しては自分は素人なので多くは語ることが出来ない。それを留意して欲しい。
 正直、政府の動きが集中されていて、ハリウッドのような全面スペクタルな雰囲気はない。それは日本映画的と言えるのかも知れない。
 だが、日本の技術を最大限に活かせる映像美だったと自分は言いたい。
 怪獣映画であるゴジラは破壊の美学を語る映画だと自分は思った。つまり、ビルとか家とか踏み潰して、とにかく暴れまわって人間殺すマンなのである。
 子供が見れるようにグロ描写は全く無かった。いや、存在すらなかったと思う。これが、怪獣映画だというのに、すごいと感嘆した。
 しかし、ゴジラ側には容赦はない。歩けば歩くほど、災厄を撒き散らす存在なのだ。当然、人間にも被害は出る。その、人間が死ぬ瞬間に関してはピックアップされており、ああ、ゴジラは敵対生物なんだなということがすこぶる分かるのだ。
 現代のテクノロジーをつかって、ゴジラという存在を神に近づけたのは庵野らしく、そして進歩的だったといえる。あの、絶望感はやばい。昔のゴジラよりも遥かにすごいんじゃないだろうか。あまり、ゴジラ自体は見てないんだが。
 シナリオと同じで、無駄がない映像作りだったため、なにか違和感を感じることがなかったのが恐ろしいとすら感じる。日本のもつ映像の個性を活かした、厳格なリアリズムを感じさせられた。

 ゴジラの定番というか、やはり戦車が一列に並べられるシーンはあったw あと、在来線爆弾は見ものです。

以上でレビューを終わる。
総評スレば、あまりにも面白すぎて涙出るくらいには感動しました。別に、ラブストーリーとか感動するのではなく、ただただ映画のクオリティーに泣くしかない。日本がこの映画を作ったことに誇りを持ちました。

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