ジャンゴ 繋がれざる者

ジャンゴ

 端的に言えば現代の映像技術脚本で西部劇をブラッシュアップさせたという感じです。

 ストーリーは元歯医者のドイツ人賞金稼ぎ“シュルツ”がとある賞金首の顔を知る奴隷“ジャンゴ”を奴隷商人から買い付けるところから話は始まります。まあ、半ば強奪というか。シュルツ自体は奴隷が余り好きじゃないようなので、ジャンゴを奴隷としてではなく、自由人の仲間として迎えます。
 ジャンゴはとある農場で働く奴隷だった。そして、女房のブルームヒルダとともに農場を脱走するが捕まってしまい。シュルツが目標としている賞金首に自分と女房もろともムチ打ちと顔にrの文字を焼き印されて、二人共バラバラに売られてしまいました。
 風のうわさを聞きつけながら、賞金首がいるであろう農場をジャンゴと一緒に訪ね歩く。ジャンゴは元いた農場から逃げ出して他の農場に移り住んでいた賞金首を見つけ出し、拳銃の早打ちで二人を仕留めます。
 その早打ちを見込まれて、目標の賞金首を倒した後も賞金稼ぎの相棒としてジャンゴはシュルツにスカウトされました。ただ、ジャンゴは条件を出します。それは、春になったら別れさせられた女房を探しに行くと。

 ここから、黒人ながらも馬に乗り、賞金稼ぎとして白人を撃ち殺していく凄腕ガンマンの活劇が始まるのです。

 扱っているテーマが黒人奴隷であり、黒人奴隷への扱いの悪さ(ニガーという呼称とか)や酷い虐待殺人ショー等など白人の悪逆さを浮き彫りにしている感じでした。まあ、南部が舞台だし。
 実際はどうなのかはわかりませんが、アンクルトムの小屋とかむち打ちされた背中の画像を見る限りは、やることやってんだなっていうのはあります。
 作中にKKKが現れたりなど、黒人に対する描写が非常に多く見受けられていました。

 戦闘シーンは非常に面白かったです。
 ファニング・クイックドローの描写も自然と見られましたし、何よりも血しぶきが飛んだり叫び声が生々しかったりなど、臨場感あふれるガンファイトでした。サノバビッチとかファックとか、いやぁ、汚い言葉っていいですね。吹き出る血肉と痛みに悶え苦しんで叫ぶしかない雑魚とか。
 今の映像技術を駆使しているのもあって、雑味のないスルっと見やすい感じでした。昔のものだとちょっと大雑把だったり、画質悪かったりなのであれですが。それでも、昔の西部劇は非常に面白いです。

 ジャンゴがいかにして白人どもから女房を奪い返し、人間としての尊厳を取り返すのか。そういう冒険活劇でした。
 その中にある、シュルツの不思議な考えというか、金のために人を殺すけれど人間味のある白人というのがいい味が出てます。



 ついでに、西部劇を見たことがない人はこちらの視聴をオススメします。
荒野の七人 1/11
 多分、著作権切れのもののはずです。ニコニコには著作権切れの映画をアップロードしているものがあります。まあ、中にはハンニバル・ライジングとか明らかにそうじゃなさそうなものが。シャークトパスとか見れるのでいいですよ!
映画part1集

 西部劇の面白いのは、ガンマンの活躍もそうですが、勧善懲悪のストーリー作り。タンブルウィードのように転がっていく、人間模様。一度は見てほしいジャンルです!

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