変態仮面

へんたい2 へんたい

今回のレビューは「変態仮面」その続編の「変態仮面 アブノーマル・クライシス」になります。
元々は少年ジャンプの漫画でSMの女王様の母親とマゾ豚刑事の父親のもとに生まれた、生まれついての変態:色丞狂介がパンティーを被ることによってヒーローになるというお話。
パンティーをかぶれば主人公の脳のリミッターが外れ、本来人間は30%の力しか出せないのに100%以上の力を発揮できるという。
なにやら、変態に優しい世界観が売りなのだ。


一応、真面目で気弱な主人公である色丞狂介は自分の血に流れる変態の遺伝子を肌で感じ、変態であることに強い自己嫌悪に陥る。だが、使用済みパンティーを被れば「エクスタシィイイイイイイ!!」と興奮して変身出来てしまうものだから……
最初はヒロインの子が銀行強盗で監禁されていたのをどうにかして救おうとした時に、マスクを被って助けに行こうとしたところ、ロッカーに合ったパンティーを被ったことによって覚醒!! しかし、なんでマスクを被ろうとしたのかよくわからないが……こまけぇこたいいんだよ!!
という感じで、映画の「変態仮面」は始まり、次第に父親の意志を受け継いて正義のヒーローとして、パンツをかぶりながら戦うことになる。

「ウェルカム!!」

この言葉を吐けばもう、相手は地獄にウェルカムするわけです。
謎のくねくねとした歩き方をしながら接近し、超人的な身体能力で自分のティンコに相手の顔面をぶつける。そうすれば死が待っているだけだ……なんと恐ろしい!!

「それは私のおいなりさんだ」

この台詞の通り、変態仮面のティンコはバトル場面では重要であり、最強の武器である。
映画に関して言えば、変態仮面のマッチョ×網タイツ×肩にかけたブリーフパンツの組み合わせは上手く表現されており、役者さんの巧みな肉体改造と演技が相まって最強の変態に見える。すごい、通常の5倍のエネルギーゲインがあるぞ!!
そして、変態仮面には変態らしい武器があり、それは縄を使ったアクションである。相手に縄を放って亀甲縛りで縛り上げたりとか、蜘蛛の巣を作って相手を束縛したり。建物にくくりつけて宙ぶらりんになりながら街を滑空したり……それなんてスパイダー◯ン?

ストーリーに関して言えば漫画とは大きくかけ離れており、映画的なよくまとまったシナリオでもあり、なおかつ原作の面白い部分を上手に抽出した変態アクション超大作なのである。
敵キャラには大金玉男というなんとも胡散臭い金持ちのボンボンが出てくるのだが、こいつの妙なぐだぐだした言い回しがギャグ漫画っぽい敵キャラ感満載で素晴らしい。襲ってくる理由も学校の地下に眠る財宝を得るために学校を支配しに来たとか、続編だと色丞狂介を殺すために襲ってくるなどなど。
更に言えば、こいつの部下、敵キャラたちがかなり個性的で、規律を守るために暴力をつかう真面目仮面やサーフボードを武器にするさわやか仮面などなど。
やはりなんというか、変態というか個性派にとても優しい世界設定で、ギャグ漫画であることを忘れさせてくれない素敵仕様がある。

「変態仮面」のラスボスに偽変態仮面というのが出てくるのだが、こいつがかなりの曲者で、自分を縛って放置することによってマゾ豚的快楽を得てパワーアップしたりだの、生粋の変態として現れる。こいつがもう、変態が優遇される世界では強いのなんの。
そこをまあ、そこまでの変態じゃない主人公がどうにかして勝とうとするのだが……そこはあれです、ヒロインとの愛の力が!

と言った感じで、「変態仮面」はあっさりと会わったはずなのだが、続編である「アブノーマルクライシス」を作っちゃったんだから仕方がない。
この「アブノーマルクライシス」はかなり怪人バトルの方面が強くなり、日本中の使用済みパンティーをバキュームで吸い取ることにより変態仮面を変身させなくするとか。ロボットになってでも復讐を図る前作ボスの玉男の仕業である。
友達が蟹の化物になったりなど色々あるが、変態仮面の必殺技、変態秘奥義に磨きがかかっており、ありとあらゆる方法で敵の顔にティンコを当てて倒すのが爽快! しかも、予算がもらえたのか、アクションシーンも豪華になり、スパイダーマン的なアクションも出来るようになったぞ! やったね!
映像美がパワーアップして、そしてさらなる変態っぷりに磨かれ。それでもなお、ギャグ漫画であるテイストをキチンと残しているこの映画は純粋にオモシロイと思った。

変態に限らず、日本人なら面白さが分かってくれるかもしれない。
とりあえず、このブログ見てる人は面白さが分かるはずだから見ようぜ!!

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