遠い星の光

海に沈んでしまった愛しい人の行方を誰も知らない
海を泳ぐ魚とお話もできないし、あの灯台は海の底を照らしてくれないだろう
棺の中はからっぽのまま。本当にあの人は死んでしまったの?
空虚で無機質な死だけが私の悲しみを泳いでいる

あの人は夜空にきらめく星々の一つになったんだと信じることにした
そうでなければ、死んだあの人に祈れないから。死を受け止められないから
夜空に祈るたびに、涙が流星のようにこぼれ落ちていく
冷静の水面に王冠を描いた。ああ、あの人は死んでしまったんだね

生きていくうちにどんどん大切なものを失い、星になっていく
あの夜空に輝く星々は過去の疵痕そのものなのだろう
手を伸ばしても跳ねても掴むことの出来ない、葡萄のような過去
そうか、あの人も私と同じあの星空を見上げていたんだわ

傷つくことで私は前に進む勇気を得た。カサブタもたくさんできた
新しい出会いとともに星の数も増えていく。私だけの銀河が髪をなびく
いつしか私は過去の記憶になるだろうけど、
今のあなたが見上げる遠い星の光でありたい
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らびっとぱにっく

最近、小説家になろうに投稿している短編を紹介

らびっとぱにっく
http://ncode.syosetu.com/n7181cu/

「普段通り、ヒロインと一緒に日常を過ごしていた4ヶ月前。
月の住人達が地球に移民することが決まり、地球はてんやわんやに。
「まあ、こんなこともあるんだなぁ」と呑気してたら
「実は私も月の住人なの」
ってウサギ耳生やして告白してきて。
そんな3人のヒロインと揉める
SF(すこしだけふしぎ!)青春小説です」

一応、幼馴染・後輩・妹の3人のヒロインが月の住人だったと告白して、それに対して主人公が話を進めていく感じ。
ライトノベルというよりは、文学チックで難解だと思われ。てか、自分でも混乱して書いてるフシがあります……

ウサギさん、戦う

 人間さんは自分達の過ちによって滅んでしまいました。地球は人間さんのせいでめちゃくちゃになっていて、生態系も機能していません。
 地球が滅びる前に人間さんは月に移住しようと考えました。ですが、月をテラフォーミングするには人間さんの手では難しかったのです。
 なので、人間さんは月でも生きていけるウサギさんを派遣することにしました。ウサギさんは自分で子供を作るしそれなりに頭も良いので、テラフォーミング計画は順調に進んでいました。
 でも、人間さんはせっかちなので、待つことが出来ず滅んでしまいました。

 ウサギさんは人間が滅んだ後も、命令を守り続けました。命令を守り続け、月にお家を作ったり、畑を作ったりしていました。
 粛々と仕事に従事していましたが、そんなウサギさんには重大な問題があったのです。

 それは、退屈でした。

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